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興味、好きを詰め込んだジャンルレスブログ

今一番カッコいいガールズバンドはHump Back

チャットモンチーにSHISHAMO、最近でいえばyonigeとボーイズバンド(?)に比べ数は多くないものの常に一定数の人気を集め続けてるガールズバンド。その中でも特に今イチオシなのが半年くらい前にたまたまyoutubeで見たHump Back。和訳するとザトウクジラ。ザトウクジラ?スケールがでけぇし曲も名前負けしないくらいかっけぇ。タイトルにもあるようにそこらのバンドより圧倒的にかっこいいこのガールズバンドを紹介。

 

 

最新シングルのリード曲。シンプルな演奏に乗せる「馬鹿みたいに空が綺麗だぜ」「忘れちまった浅い傷」「神様なんていないぜ」を筆頭に曲の節々に見える男臭いフレーズ。こう言う言い回しは他のガールズバンドからはなかなか聴かへん。加えて歌詞もありがちな恋愛関係の内容じゃなく悩んだり苦しんだりしてる人を励まし、一歩前に進ませるような強さを持ってる。根っこの部分から強さを感じれる。

 

それやのに、せやけど、しかし声がめちゃくちゃにかわいい。ヤバい。逆接3つじゃ足りないくらいのかわいさ。このギャップにやられる。というか前回に引き続きギャップにやられがちやし、やられたときに語彙力が0になるんホンマにどうにかしたい。ただ曲はめちゃくちゃにロック。そこがガールズバンド、Hump Backのアイデンティティであって他にはない強みなんじゃないかと。

 

「コンクリートをかち割るようなアオい青春」「制服の裾を掴むような淡い初恋」「夢の半分は夢で終わるのさ」抽象的な表現と妙にリアルなフレーズの両立。んでAメロではこの3フレーズだけコーラスが入ってるんよな。歌詞そのものだけじゃなくそういったとこでも意識的に聞き手に印象付けさせてる部分があるんやと思う。演奏がシンプルな分そういった部分で差別化を図って頭に残させるのがうまい。

 

この2曲に限った話じゃないけど、このバンドは夜に聴きたくなるような曲が多い。エモいの一言で片づけるのは勿体ないぐらいやけど一人で感傷的な夜を過ごしたいときに聞くと最高の気分になる。PVも夜とか暗い部屋が中心の曲も多いしバンドとしてのイメージをそういう部分からも確立させようとしてるんやと思う。もっと広く売れていく存在になるとは思うけどハマる人にはドハマりするタイプのバンドかなと。

 

 過去を経て生まれるロック

 この曲もそう。まさにさっき言ったような要素がガンガンに詰まってる。この曲が出た当時、Hump Backのメンバーはこのボーカル一人しかおらへんかった。今こそメンバーが確立されてて活動してるけど昔はドラムとベースの入れ替わりが激しくて活動休止してた時期もあったくらいでなかなか難しい時期を経験してるバンドでもある。そういう葛藤と闘いながらも作りあげた曲がHump Backの土台を作り上げてる。どうしてもバンドって他のバンドとかと比べられたりするのは避けられへんことではあるけど他には真似できない "らしさ"はこういう過去からの積み上げで生まれたもんなんやと思う。そらかっこいい曲が生まれるって話やわ。

 

 

まとめ

とまぁこんな感じのバンドでございます。絶対これから大きくなっていくと思うし変わらずかっこ良いロックを鳴らし続けるバンドだろうと。キュートでポップなガールズバンドもいいけど、こういうかっこいいロックをかき鳴らすのも聴いてみてはどうでしょうか。

 

ちなみに後に紹介した2曲はこのミニアルバムに収録。他の収録曲もめっちゃかっこ良いしおススメしたい。

 

ではでは!